虫歯はミュータンス菌などの口腔内細菌が原因で発症します。甘いものの食べ過ぎや磨き残しがあると虫歯になりやすいことはよく知られていますが、歯ぎしりや食いしばりが強い方も発症リスクは高まります。診察では、そうした癖の対策についてもお話し、新たな虫歯をつくらないため予防にも力を入れていきます。
虫歯治療でもっとも大事なことは、虫歯菌を取り残さないことにあります。健康な歯を極力削らずに虫歯菌を除去するため、当院では虫歯菌に反応する検知液を使用。できるだけ歯を削らずに細菌だけを適切に取り除いて、虫歯を治療しています。
虫歯が進行すると、神経にまで細菌が侵入していきます。そのような感染した部分を取り除くために、歯の内部の治療が必要になります。
当院では、小さな歯の内部を肉眼で確認しながら確かな治療のため、必要に応じてマイクロスコープを使用します。最大20倍にまで患部を拡大することで治療の精度を高め、二次感染を予防し、安心な予後につなげています。
これまでの治療で「歯根破折のため抜歯が必要」と診断され、お悩みの患者さまは、一度当院にご相談ください。
歯根破折とは、歯根にひびが入る状態のことをいいます。神経を抜いた歯は弱くもろくなり、時間経過とともに歯根にひびが入ることがあります。これまでの治療法では抜歯が選択されてきましたが、当院では新しい材料による治療を行っており、歯を残せる可能性があります。すべての症例で抜歯を回避できるわけではありませんが、できる限り歯を残すため尽力します。
歯は虫歯や歯周病などトラブルのたびにダメージを蓄積し、最終的には抜歯するしかない状態に陥ります。一方で、多くの疾患が自覚症状なく進行するため、気づいたときにはかなり進行していたというケースも少なくありません。
こうした対策のために行われるのが、予防治療です。予防は、患者さまご自身による毎日のセルフケアと歯科クリニックでのケアの両軸で進めていきます。
舌の癖や習慣によって、大人になってからも歯列や咬合は変化し、トラブルを誘発することがあります。舌には正しいポジションがあり、舌の根元から上あごにくっついているのが正解です。
舌が正しい位置にないと、舌で前歯を押したり、歯を食いしばったりして、歯列や咬合に悪影響を与えます。
「しっかり歯磨きしているのに虫歯になる」という方は、ご自身の癖が影響しているのかもしれません。
当院ではトラブルの原因となる悪習慣の改善をめざし、口腔筋機能療法(MFT)を取り入れています。舌、くちびる、咀嚼筋など、お口まわりの筋肉を鍛え、筋肉の過剰な緊張をほどいて全体の調和を図ります。MFTは小児矯正で行われることが多いのですが、大人に対しても有効です。
予防治療では、定期検診で歯に異常がないかをチェックし、クリーニングでトラブルの原因となる汚れを取り除きます。
患者さま一人ひとりで異なる口腔環境に適切な予防プランをご提案し、スタッフが患者さまと二人三脚で丁寧にサポートしていきます。
レントゲンや歯周基本検査でお口の状態を確認します。
専用の機器を使用して、歯垢や歯石、細菌の塊(バイオフィルム)などを除去します。こうした施術を「PMTC」といいます。
健康保険を適用してクリーニングを行う場合は、2日以上に分けることがルールで定められています。
当院では、1回の治療でクリーニングしてフッ素を塗布するコースを設けています。詳しくはスタッフにお尋ねください。
小児歯科では、クリニックの環境に慣れてもらうことからはじめ、できる限りお子さまのペースに合わせて治療します。 食生活の変化から噛む回数が減った影響もあり、最近はあごが小さなお子さまが増えています。あごが小さいと、永久歯が生えそろったときにきれいに並ばず、かみ合わせにも悪影響をおよぼします。当院ではお口の発育も観察しながら、年齢に応じたサポートを進めています。
小児矯正で治療できます
あごが小さく、永久歯が並ぶためのスペースが狭い場合は、矯正治療も可能です。小児矯正では、必要に応じて「拡大装置」を装着し、あごの成長を促します。
このとき、舌を正しい場所に置けるようになることも大切です。特に成長期はあごだけでなくお口周りの筋肉も発達するため、舌の位置を正すことで口呼吸から鼻呼吸に改善できたり、発音や滑舌がよくなったりと好影響を与えます。
【小児矯正】
噛む回数を増やすことでも、お口周りの筋肉がバランスよく発育し、口腔環境が整います。硬いものを食べたり、ガムをかんだりして、お口の成長を促しましょう。